親(建築家)の心、子(施主)知らず

建築家に教わったシンプルモダンあれこれ

原発で、生まれて来る子供がカタワになっても(元敦賀市長の講演会から)

原発によって、今後、障害のある子供達が生まれてもかまわないと、、、「もんじゅ」(事故の責任者が自殺)がある敦賀市の元市長さんのお話です。「ざまあみやがれ」さんのブログから引用しました。→
1983年1月26日石川県羽咋郡志賀町で開かれた「原発講演会」(地元の広域商工会主催)での、高木孝一敦賀市長の講演内容の一部。
(中略)
……一昨年もちょうど4月でございましたが敦賀1号炉からコバルト60がその前の排出口のところのホンダワラに付着したというふうなことで、世界中が大騒ぎをいたした訳でございます。(中略)
敦賀にある昆布なら、いうようなことで全く売れなくなってしまった。(中略)まあ、困ったことだ、嬉しいことだちゅう…。そこで私は、まあ魚屋さんでも、あるいは民宿でも100円損したと思うものは150円貰いなさいというのが、いわゆる私の趣旨であったんです。100円損して200円貰うことはならんぞ、と。本当にワカメが売れなくて、100円損したんなら、精神的慰謝料50円を含んで150円貰いなさい、正々堂々と貰いなさいと言ったんでが、そうしたら出てくるわ出てくるわ、100円損して500円欲しいという連中がどんどん出てきたわけです(会場爆笑、そして大拍手?!)。
(中略)
いまだに一昨年の事故で大きな損をしたとか、事故が起きて困ったとかいう人は全く一人もおりません。まあ言うなれば、率直に言うなれば、一年一回ぐらいは、あんなことがあればいいがなあ、そういうふうなのが敦賀の町の現状なんです。笑い話のようですが、もうそんなんでホクホクなんですよ。
…(原発ができると電源三法交付金が貰えるが)その他に貰うお金はお互いに詮索せずにおこう。キミんとこはいくら貰ったんだ、ボクんとこはこれだけ貰ったよ、裏金ですね、裏金!まあ原子力発電所が来る、それなら三法のカネは、三法のカネとして貰うけれども、その他にやはり地域の振興に対しての裏金をよこせ、協力金をよこせ、というのが、それぞれの地域である訳でございます。それをどれだけ貰っているか、を言い出すと、これはもう、あそこはこれだけ貰った、ここはこれだけだ、ということでエキサイトする。そうなると原子力発電所にしろ、電力会社にしろ、対応しきれんだろうから、これはお互いにもう口外せず、自分は自分なりに、ひとつやっていこうじゃないか、というふうなことでございまして、例えば敦賀の場合、敦賀2号機のカネが7年間で42億入ってくる。三法のカネが7年間でそれだけ入ってくる。それに「もんじゅ」がございますと、出力は低いですが、その危険性……、うん、いやまあ、建設費はかかりますので、建設費と比較検討しますと入ってくるカネが60数億円になろうかと思っておるわけでございます…(会場感嘆の声と溜息がもれる)。
…で、実は敦賀に金ケ崎宮というお宮さんがございまして(建ってから)随分と年数が経ちまして、屋根がボトボトと落ちておった。この冬、雪が降ったら、これはもう社殿はもたんわい、と。今年ひとつやってやろうか、と。そう思いまして、まあたいしたカネじゃございませんが、6000万円でしたけれど、もうやっぱり原電、動燃へ、ポッポッと走って行った(会場ドッと笑い)。あっ、わかりました、ということで、すぐカネが出ましてね。それに調子づきまして、今度は北陸一の宮、これもひとつ6億で修復したいと、市長という立場ではなくて、高木孝一個人が奉賛会長になりまして、6億の修復をやろうと。今日はここまで(講演に)来ましたんで、新年会をひとつ、金沢でやって、明日はまた、富山の北電(北陸電力)へ行きましてね、火力発電所を作らせたる、1億円寄付してくれ(ドッと笑い)。これで皆さん、3億円既に出来た。こんなの作るの、わけないなあ、こういうふうに思っとる(再び笑い)。まあそんな訳で短大は建つわ、高校は出来るわ、50億円で運動公園は出来るわね。火葬場はボツボツ私も歳になってきたから、これも今、あのカネで計画しておる、といったようなことで、そりゃあもうまったくタナボタ式の街づくりが出来るんじゃなかろうか、と、そういうことで私は皆さんに(原発を)お薦めしたい。これは(私は)信念を持っとる、信念!
……えー、その代わりに100年経って片輪が生まれてくるやら、50後に生まれた子供が全部片輪になるやら、それはわかりませんよ。わかりませんけど、今の段階では(原発を)おやりになった方がよいのではなかろうか…。こいうふうに思っております。どうもありがとうございました。(会場、大拍手)』

敦賀市民の方々が、こういうお話をなさる市長さんを選び、「生まれて来る子供達に障害があっても」、、という話に、聴衆が大拍手したということが、今の福島原発事故と重なって考えさせられます。
(先日、福島の親御さんたちが、文部科学省に、20ミリシーベルトの撤廃を求めに上京した時、建物の中には入ることができず、小雨の中、2時間抗議活動になったそうです。責任者も面会しようとしなかったそうです。)

同じブログ内の記事で、NPOチェルノブイリのかけはし」主宰の野呂美加氏の講演も紹介されてます。これは、お子さんのいる親御さんには、ご覧になったほうがいいと思います。
先日、都内でもホットスポットが見つかり、神奈川のお茶からは放射性物質が検出されました。


ちょうどその時風下にあったベラルーシが、死の灰の70%落ちてしまったんですね。私たちが救援に入ってるのはこのベラルーシ共和国です。ベラルーシってのは海も山もない平野の国です。ずっと平地ばっかり続いてる。
でその国で、この黄色が何なのかっていうとですね。これが全部放射能です。これ飛び地になって、ホットスポットって言われてるんですけれども。このホットスポットあとからあとから見つかってきます。
でこれはどうやって見つかっていくかとですね、子供たちの体調が悪くなってそれで見つかってくんです。集団で、そのエリアの子供たちが集団で病気を発症して、それでホットスポットが見つかるっていう。こういう遠くまで誰もマークしませんよね。全村調査なんて出来ないでしょ?
今の日本の状態も見ればわかりますよね。子供たちが具合悪くなって発病してわかるんです。子どもの体を放射能のカウンター替わりにしてるんですよ。
で、この黄色それからですね、オレンジ、紫、紫になるとドンドン放射能が濃くなってくんですけど。遠くに飛んだ放射能のほうが始末が悪いんです。こういう所の放射能の粒子のほうがおんなじストロンチウムでも細かい粒子で、植物にものすごい吸収されて、子供たちの体内の汚染値は、こっちの遠いこのほうがすごい蓄積されているってこともあったんですね。で逆にこっちの近くに落ちてる粒子ってのは大きくて重くて、そういうことものちのち研究でわかってきました
ただこの地図が国民に公開されたのは、事故から3年後です。いろんな困難があって公開されました。それまでは、その担当部署の役人の保身のためだけに隠されていたんですね。失脚したくないとか、事故を小さく見せたいとか、ね、そういう事で国民に発表されませんでした。だからここの地域の子供達は、ここはゾーンで移住させられましたけど、あのー強制移住されなかった汚染地帯の人は、何も知らないで汚染されたものをずっと食べ続けていました


同じく、小出助教の(5月23日参議院行政監視委員会における発言文字おこし)から引用します。

「最後になりますが、ガンジーが7つの社会的罪ということを言っていて、彼のお墓にこれが碑文で残っている、のだそうです。
1番始めは「理念なき政治」です。この場にお集まりの方々は政治に携わっている方ですので、十分にこの言葉をかみしめて頂きたいとおもいます。
そのほか『労働なき富』、『良心なき快楽』、『人格なき知識』
『道徳なき商業』。これは多分、東京電力始めとする電力会社に私は当てはまると思います
そして人間性なき科学』と。これは私も含めたアカデミズムの世界がこれまで原子力に丸ごと加担してきたと、いうことを私はこれで問いたいと思います。最後は献身なき崇拝。宗教お持ちの方はこの言葉もかみしめて頂きたいと思います。」

最後に、首都圏の子供達に、低線量被曝の症状がおきているのではないかという警告の記事を教えていただいたので紹介します。

必要以上に恐怖心を煽る意図はありません。子育てをしてる母親たちにとって、放射線被害に関する情報が不足してますので、参考になればと記事にしました。例えば、台風で、放射性物質はどのように飛散するのか?
被曝した家畜は、全国のどこに移送されたのか?家畜たちの排泄物等から汚染はひろがないのか?内部被曝してる家畜の乳や肉は、産地がわからないまま全国に流通するのか、、海産物の汚染はどうなっているのか。。。。
今、これからの、子供達の健康に関するニュースが増えるとありがたいです。メディアの方々よろしくお願いいたします。